ハローインタレストとは?

About

近年、日本においては長時間労働による過労死やパワハラ等のブラック企業問題など、“働く” ということに対してネガティブなイメージが蔓延しています。 実際アメリカのギャラップ社が 全世界 1300 万人のビジネスパーソンを調査したところ、日本では “熱意あふれる社員” の割合 がたったの 6% しかなく、調査した 139 カ国中 132 位と最下位レベルで あったそうです。 (2017 年発表 )

もちろん “生きるためだけ” に働く方を否定するつもりはありません。 しかし日本人の平均年 齢は上がり定年も延長され、一生の中で仕事はとても長い時間を占めるようになります。 楽し くない、ワクワクしない、自分に合っていないと感じる仕事を何十年間も続けるのはとても 苦 しいことではないでしょうか。 仕事が人生の多くを占めるなら、どうせ働くならワクワクしな がら働きたくないですか ?

「社会は甘くない」「大人になったら大変なんだぞ」「子ども・学生のうちに遊んでおいた方がいい」そのような「社会に出てからは大変で辛いものなんだ」というメッセージが世の中には多 く流れ ています。 しかし同じ世の中には、夢や想いを持って仕事にワクワクしている社会人や 企業もたくさんいます。 自社は ( あるいは自分は ) どんな人の役に立ちたいのか、どんな課題を解決したいのか、どん な 地域に貢献したいのか、そのためにどんな商品やサービスを生み出して進化させていきたい のか。世の中には、そんな夢や想いだっていっぱい詰まっているのです。

ハローインタレストは、そんな仕事に対して夢やワクワク感を持って前向きに働いている魅力 的 な社会人や企業の話を聞ける機会を提供します。 仕事の楽しいところややりがい、魅力。 過去にあった困難やそれをどう乗り越えたのか。 その仕事をするにあたって身に付けておくと いい学問やスキルなど。 それらの話を聞き、その仕事の魅力や意義を知ってワクワクした上で仕事を体験することによ り、 ただなんとなく仕事をするよりも多くの学びを得られることを目指しています。 経済学者のヘンリー・シュウ氏はこのような調査結果を出しました。 「若い時期に多くの転職を 繰り返す人は、キャリアの最盛期により高い収入を得ている傾向にある。 なぜなら職を変える 経験によって、より自分に合った天職と巡り合うからだ」と。 ハローインタレストでは社会人や企業の方からのお話の様子などを撮影し、動画を YouTube に無料でアップロードしていきます。 これにより多くの企業や人々の生き方を追体験できる環境を整えていきたいのです。

それらは過去のプログラムページでも参照いただくことができます。 多くの想いに触れる中で、自分の心の琴線に触れる話にきっとどこかで出会えます。 子どもや 学生たちにぜひ、自分の憧れる働き方、生き方をハローインタレストで見つけてほしい。

ぜひ自分の憧れる働き方、生き方をハローインタレストで探してみてください。

ハローインタレストの楽しみ方

ハローインタレストの由来

ハローインタレストの由来はプログラミングのチュートリアル “hello,world!” より。

hello,world! の起源は今のWindows や Mac の OS 開発者、つまり今の世界を作り出した方の書籍 “TheC Programming Language” にあると言われているそうです。 「hello,world! を出力できる」ということは全ての Web サービスやシステムの基本となる第 1 歩を 踏み出せた、つまり “世界を構築する第 1 歩目に立てた” ということ。

 “ハローインタレスト” は参加者が社会に興味・好奇心を持ち目を向けること、つまり社会を創る 一員としての第一歩に立てるような出会いを生み出したいという想いを事業名に込めています。

ハローインタレストの楽しみ方

参加予約

はじめて参加される方は、まず参加したいプログラムの予約ボタンをクリックして参加予約をしてください。 

集合・受付

10 分前に現地集合。手旗を持ったスタッフがお待ちしています。 参加費は前払いですので、お問い合わせください。 

プログラム体験スタート

訪問企業のスタッフさんがご案内します。 「体験」「学び」「見学」を通して、 ここでしかできないワクワク体験をお楽しみください。 

プログラム体験後日

プログラム体験終了から 1 週間以内に事務局からツアー写真が届きます。 プログラムで感じた驚きや感動の体験を、 写真や思い出トークと共にご家族やご友人にお伝えください。 プログラム動画一覧もご覧ください。 

SDGsについて

持続可能な開発目標 (SDGs) とは,2001 年に策定されたミレニアム開発目標 (MDGs) の後継として, 2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」にて記載され た 2030 年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17 のゴール・169 のターゲットか ら構成され,地球上の「誰一人取り残さない (leave no one behind)」ことを誓っています。SDGs は 発 展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル ( 普遍的 ) なものであり,日本としても 積極 的に取り組んでいます。


 ハローインタレストでは下記のゴール / ターゲットの解決を目指します。 ※小学生も対象範囲となる性質上、2030 年以降も課題解決が進行している前提とします。 

【目標1.あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる】

『ターゲット 1.2:2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の 男性、女性、子どもの割合を半減させる。』現在、日本では子どもの 7 人に 1 人が相対的貧困であり、 社会的損失は 42.9 兆円とも言われる社会課題です。日本では貧困家庭の子どもへの教育機会の不足に より低所得の社会人となり、低所得家庭を築くことによる貧困の連鎖が社会課題となっています。ハロー インタレストは子どもの勉学や就労に対する意欲向上に寄与することで、貧困の連鎖を断ち切ることを 目標の 1 つとします。

【目標4.すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する】

『ターゲット:4.3:2030年までに、すべての人々が男女の区別なく、安価で質の高い技術教育、職 業教育、および大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。』現在の社会に存在する、 働きがいのある人間らしい様々な仕事や、前向きに向上心を持って仕事に取り組む人々と参加者が接す る機会を創出することで、仕事及び起業に必要な技能を得ることに対する子どもの意欲を促進します。 

【目標8.包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する】

『ターゲット 8.1:各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少 なくとも年率7%の成長率を保つ。』 社会に対して前向きになること、また生産性の高い社会人にロールモデルとして出会える機会は、将来 的にフリーターやニートになる人を減らすことにとどまらず、生産性の高い社会人へと成長する可能性 が高まります。それにより 1 人 1 人の生産性が上がることで、一人当たりの経済成長率を押し上げます。